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東洋医学と西洋医学 第3回
「“使い分け”が正解!東洋医学と西洋医学のいいとこ取り健康術」
これまで、東洋医学と西洋医学の考え方の違いや、それぞれの得意分野についてお話ししてきました。
最終回となる今回は、「実際にどうやって使い分けたらいいの?」というポイントを一緒に見ていきましょう。
急な症状には“西洋医学”、じわじわ続く不調には“東洋医学”
まずは一つの目安として、こんな風に考えてみてください。
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急に起きた症状やケガ(例:高熱・骨折・感染症など)には、西洋医学が得意
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長く続く不調や体質改善(例:冷え・疲れ・自律神経の乱れなど)には、東洋医学が得意
たとえば、「ギックリ腰で動けない!」という時は、整形外科などでレントゲンを撮ってもらい、痛み止めを使うことが第一。
でも、「ずっと腰が重い」「朝起きると腰が痛い」というような慢性的な症状には、体全体を整える東洋医学の視点が役立ちます。
両方を取り入れたほうが、うまくいくことも
最近では、病院でも漢方薬を処方してくれるところが増えていますし、鍼灸治療が医療機関と連携して行われるケースもあります。
たとえば、40代女性のAさん。
「不眠と胃の不調」で内科に通っていたものの、薬を飲んでもなかなか改善せず、当院に来院されました。
初回のカウンセリングでは、日頃の生活やストレス、食事の内容などを丁寧にお聞きしました。すると、Aさんは仕事が忙しく、食事も不規則、冷たい飲み物をよく飲むとのこと。東洋医学的には、「胃の冷え」「気の巡りの悪さ」が原因のひとつと考えられます。
手技で内臓の緊張をゆるめるアプローチや、体を温めるお灸、生活改善のアドバイスを取り入れた結果、2~3週間で眠りが深くなり、胃の違和感も軽減してきました。
このように、「病院に通いながら、東洋医学的なケアを併用する」という選択肢もあるのです。
東洋医学×西洋医学=“選べる”安心感
体調を崩したとき、「どこに行けばいいんだろう?」と悩む方は少なくありません。
でも、東洋医学と西洋医学の違いを知っていれば、自分に合った場所・タイミングを選ぶヒントになります。
たとえば…
-
高熱や強い痛み→病院へ(西洋医学)
-
疲れやすい・眠れない・季節の変わり目に調子を崩す→接骨院や鍼灸院へ(東洋医学)
といった具合です。
また、接骨院では「骨格の歪み」や「筋肉のバランス」だけでなく、東洋医学的な体質の見方も取り入れることで、より根本的なケアが可能になります。
当院「てぃーだ接骨院」でも、症状の“原因”を丁寧に見つけ出し、「その場しのぎではない施術」を心がけています。
おわりに:自分の“味方”を増やす知識として
医療の世界に「正解は一つ」という答えはありません。
でも、“自分の体に合う方法”を選ぶことは、誰にでもできます。
西洋医学と東洋医学は、対立するものではなく、むしろ補い合う関係。
それぞれの強みを知っておくことで、自分や家族の健康を守るための“選択肢”が広がります。
つらいときにすぐ病院に行ける安心感。
そして、じっくり自分の体と向き合える東洋医学のやさしさ。
両方を味方につけて、元気に毎日を過ごしていきましょう!
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