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消毒の基本と違い
感染症対策において「消毒」はとても重要ですが、似たような言葉が多く、違いが分かりにくいこともあります。今回は「滅菌・殺菌・除菌・消毒」の違いについて解説します。
1. 滅菌(めっきん)
すべての微生物(細菌・ウイルス・カビなど)を完全に取り除くことを指します。医療現場で使われる器具などはオートクレーブ(高温高圧の蒸気)やガス滅菌などで処理され、微生物が一切存在しない状態になります。
2. 殺菌(さっきん)
細菌を殺すことを指します。ただし、「すべての菌を殺す」という意味ではなく、一部を死滅させるだけでも「殺菌」と言えます。例えば、殺菌作用のある石鹸やハンドソープは、細菌の数を減らす働きがあります。
3. 除菌(じょきん)
菌やウイルスの数を減らすことを指します。完全に死滅させるわけではありませんが、手や物の表面を清潔に保つために重要な工程です。アルコールや次亜塩素酸を使った拭き取りも除菌の一種です。
4. 消毒(しょうどく)
人体に害を及ぼす微生物を減らし、感染を防ぐことが目的です。例えば、医療現場で使われるアルコール消毒や塩素系消毒剤などがこれに当たります。滅菌ほど完全ではありませんが、感染予防には十分な効果があります。
このように、似た言葉でも意味に違いがあることが分かります。後編では、実際に使用する消毒剤の種類や、ノロウイルス対策について詳しく解説します。